【奈良県議会】の年齢構成・永田ゆづるのブログ
新しい風を、県政に/元NHK報道記者の永田ゆづる(33歳)です。
奈良県議会の12月議会が閉会しました。県議会では、奈良県の課題や未来のあり方について議論が行われています。今回は、議会がどれだけ民意を反映できているのか。県議会議員の年齢や性別の構成という観点で見ていきたいと思います。
例えば、奈良県議会議員の奈良市・山辺郡の選挙区の議員構成を見ていきましょう。男性9人 女性2人の計11人です。女性議員は共産党のお二人のみとなっています。
年齢別では、
25歳〜30歳:0人 31歳〜35歳:0人 36歳〜40歳:0人 41歳〜45歳:0人
46歳〜50歳:1人 51歳〜55歳:1人 56歳〜60歳:1人 61歳〜65歳:3人
66歳〜70歳:2人 71〜75歳:1人 76歳〜80歳:0人 81歳〜85歳:1人
86歳〜90歳:1人
となっています。このように、25歳から45歳までの県議会議員が一人もおりません。定数11人のうち60歳以上が8人を占めています。つまり、18歳〜45歳までの声が県に届きにくい現実があるのです。全国の都道府県議会議員の平均年齢は58歳4ヶ月ですが、奈良県は64歳3ヶ月(2022年5月時点)と全国で最も高いようです。さらに共産党の現職のお2人を除いては女性議員がいないことを考えると、奈良県議会議員の構成はどうしても偏りがあると感じます。多様な世代・性別の代弁者がいることが本来の姿で望ましいですし、そうであってこそ県議会の議論は活性化すると感じています。
「世代交代」が進むのかどうか、これが今後の大きなテーマとなりそうです。