奈良の食と観光、農業振興に向け奈良県議会で質問

奈良県議会議員・永田ゆづる(36歳)|奈良市・山添村選出|です。

奈良県議会議員として、奈良の食と観光、そして農業を結びつける取り組みを進め、将来的には「食を目的に奈良を訪れる人」を大幅に増やしたいと考えています。そうした中で、県内に根付く料理人や飲食関連の若者を育成する教育機関として「NAFIC」には期待を寄せています。一方で、運営に伴うランニングコストなどの懸念点もあり、それらを払拭しながら事業を進めていく必要があると考え、先日の予算委員会で以下の質問を行いました。

まず、フードクリエイティブ学科の卒業生が県内で飲食店を開業、もしくは県内の飲食店に就業した際に、授業料の半額相当を還付する制度について、その狙いや効果を確認しました。奈良県では、観光客の県内消費の小ささや宿泊者数の少なさが課題として指摘されていますが、「食」を目的に訪れる人が増えれば、観光の滞在時間や消費額を伸ばし、それらの課題の解決にもつながると考えています。そこで、若い料理人が県内に定着し、多くの人が「あの店に行きたいから奈良へ行く」と思うような魅力的なレストランが増えることは、観光面のみならず地域の活性化にも大きく貢献するとの見解を示しました。

県の担当者からは、フードクリエイティブ学科とアグリマネージメント学科が連携し、農作物の生産から流通・調理・提供までを通じて地域を支える人材を育成する方針が示されました。技術力や経営マネジメント力、地域を活かす力など5つの力を養い、卒業後も連携を続けることで、開業などに関する情報交換を行いながら地域リーダーを育てていくとのことです。

今後は、授業料還付といった金銭的支援だけでなく、ネットワークづくりや学内外での連携強化など、若者が「奈良で働きたい」「奈良で店を出したい」と思える環境整備も検討すべきと提案しました。奈良の豊かな食文化と農業の魅力を最大限に活かし、観光客が「食」を目的に足を運ぶような施策を進めることで、県全体の課題解決につなげたいと考えています。

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