奈良市・南都銀行本店が新大宮に移転
奈良県議会議員・永田ゆづる(35歳)|奈良市・山添村選出|です。
奈良県の経済発展において、地域の金融機関である南都銀行が果たす役割は非常に重要です。その南都銀行本店が、老朽化に伴い奈良市三条通りから大宮町へ移転し、2月10日から新たな建物での営業を開始しました。この移転により、金融サービスのさらなる充実が期待されるとともに、旧本店の歴史的価値を活かした新たな活用策が注目されています。
新しい本店は、地上7階建て、延べ床面積1万4000平方メートルを誇り、預金の預け入れなどの窓口が9つ設置されています。また、ATMも9台に増設され、融資や資産運用の相談室も5室増えて9室となりました。さらに、1階の床はバリアフリー対応の設計となっており、幅広い世代の方々に優しい施設となっています。
10日に開催されたセレモニーで、橋本隆史頭取は、「新本店を100年先を見据えた挑戦の拠点にしたい」と述べ、地域金融機関としての更なる発展を目指す姿勢を示しました。奈良の経済を支える金融機関として、地元企業や観光業との連携を強化し、持続可能な成長を促進することが期待されます。
また、旧本店は国の登録有形文化財であり、ギリシャ様式の美しい建築が特徴です。白い花崗岩の外壁や羊の彫刻を施した円柱は、奈良の歴史を象徴する貴重な遺産です。三条通りという観光客の多いエリアに位置することから、南都銀行では今後、この建物をどのように活用するかを検討しています。観光資源としての活用や、地域振興の拠点としての機能を持たせることで、奈良の街並みを守りつつ新たな魅力を創出することが望まれます。
奈良の経済を支える南都銀行の新たな一歩は、金融機関としての機能強化のみならず、歴史的建造物の保存と活用の観点からも大きな意義を持ちます。今後の展開に期待しつつ、地域経済の活性化につながる取り組みを応援していきたいと思います。
永田ゆづるのホームページ https://yuzurunagata.jp/
永田ゆづるのX(旧Twitter) https://twitter.com/yuzuru_n_nara