奈良市・薬師寺国宝に液体事件 外国籍の男を逮捕
奈良県議会議員・永田ゆづる(37歳)|奈良市・山添村選出(自民党)|です。
国宝・薬師寺「仏足石」への液体 文化財を守る意識を改めて
奈良を代表する世界遺産・薬師寺で、国宝の「仏足石」に液体がかけられた事件。警察は22日、台湾出身の39歳の容疑者を文化財保護法違反の疑いで逮捕しました。
報道によると、容疑者は今年4月、家族旅行で薬師寺を訪れ、仏足石に油を含む美容液をかけた疑いが持たれています。
調べに対して「石を見て感動し、祈とうの意味で油をかけた」「傷つける意図はなかった」と話しているということです。
しかし、たとえ悪意がなかったとしても、到底許される行為ではありません。
薬師寺の仏足石は、お釈迦様の足跡を石に刻んだもので、奈良時代の753年につくられたとされる国宝です。実に1200年以上もの長い年月、人々が大切に守り、次の世代へと受け継いできた貴重な文化財です。
文化財は、一度傷ついたり変質したりすれば、簡単に元に戻せるものではありません。「祈りのためだった」「感動したから」という個人的な思いが、文化財に直接何かをしてよい理由になることはありません。
しかも、容疑者はほかの国内旅行先でも液体をかける行為をしたと話しているということで、警察が余罪についても調べています。事実であれば、なおさら看過できません。
奈良県には、長い歴史の中で守り継がれてきた寺社や仏像、建造物をはじめ、世界に誇る文化財が数多くあります。それは奈良だけの財産ではなく、日本、そして人類共通の財産でもあります。
一方で、国内外から多くの方に奈良を訪れていただくことは、地域にとって大変ありがたいことです。だからこそ、文化や信仰への理解と敬意を持って奈良を楽しんでいただきたいと思います。
観光振興と文化財保護は、どちらか一方ではありません。
多くの方に奈良の素晴らしさを知っていただきながら、1300年近く守られてきた文化財を、さらに100年、1000年先へどう受け継いでいくのか。
文化財を守ることは、奈良に生きる私たちの大切な責任です。県議会議員としても、奈良の宝を守りながら、その価値を国内外に伝えていく取り組みを大切にしていきたいと思います。
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