奈良市・近鉄奈良駅 高級ホテル客室数増で建設へ

奈良県議会議員・永田ゆづる(36歳)|奈良市・山添村選出|です。

観光資源が豊富な奈良県ですが、実は長年にわたり「観光客は多いのに宿泊者が少ない」という課題を抱えています。日帰り観光が中心で、消費額も他県と比べて低く、観光が地域経済に十分波及していない現状に、私は大きな危機感を持っています。

そうした中、先日報じられたニュースは、今後の観光振興にとって非常に明るい話題です。

奈良市の近鉄奈良駅前に、JR東海グループが建設を予定している高級ホテルについて、隣接地を追加取得し、客室数を約70室から約100室に拡大する計画が明らかになりました。さらに、アメリカの有名ホテルチェーン「ハイアット」と提携し、国際的なブランド力を活かして、国内外の富裕層観光客の受け入れを見込んでいます。

登大路側にはレストランやラウンジも整備される予定で、単なる「宿泊施設」ではなく、奈良の玄関口としての“おもてなし空間”になることが期待されます。現在の建物は2026年春以降に解体が始まり、2030年度の開業を目指すという長期計画ですが、それだけに、確かな設計と地域配慮のある整備が進めれる必要があります。

これまで「宿泊して楽しむ奈良」という体験が十分に提供されてこなかった中で、このような質の高いホテルの誕生は、奈良観光に新たな価値を生み出す第一歩となります。特に近鉄奈良駅周辺は、東大寺や興福寺、奈良公園にも徒歩圏内という立地。ここに滞在型観光の拠点が整うことで、県内全体の観光滞在時間の延伸や地域消費の底上げが見込まれます。

私も県議会の一員として、観光と宿泊の融合による地域経済の活性化を引き続き後押ししてまいります。奈良に泊まって、奈良を深く味わう。そんな観光の未来を一緒につくっていきたいと考えています。

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