奈良県 全国で観光客増加

奈良県議会議員・永田ゆづる(35歳)|奈良市・山添村選出|です。

昨年、日本に入国した外国人の数が過去最多の約3678万人に達し、新型コロナの影響で落ち込んだ水準を大幅に上回りました。これは、2019年の3119万人という記録も更新した形です。外国人観光客の大幅な増加は、国際便の増加や円安による影響が背景にあり、観光業が再び活気づいていることを示しています。特に韓国、台湾、中国、アメリカからの観光客が多く、短期滞在が全体の約90%を占めている点が注目されます。

奈良県においても、このトレンドの影響を強く受けています。奈良は東大寺や春日大社、法隆寺といった世界遺産や、鹿が自由に行き交う奈良公園など、外国人観光客にとって非常に魅力的な観光地が多くあります。これにより、県内の観光地でも訪日客の増加が顕著となり、地元経済にとって大きな追い風となる一方で、いくつかの課題も浮かび上がっています。

例えば、増加する観光客への対応として、観光地での案内表示の多言語化がますます重要となっています。また、宿泊施設や飲食店の受け入れ体制の充実も求められます。特に、文化やマナーの違いから生じるトラブルを未然に防ぐために、観光客向けの情報提供を強化することが急務です。

さらに、奈良県独自の魅力を効果的にアピールするため、観光地の周知にデジタル技術を活用する取り組みが求められます。例えば、SNSや観光アプリを通じて情報を発信することで、より多くの訪日客を引きつけることが期待されます。

外国人観光客の増加は、地域経済や雇用の活性化につながる大きなチャンスです。その一方で、オーバーツーリズムの解消など、地域住民との共生やゴミ問題など環境保護の観点を忘れずに取り組み、持続的な観光経済につながるよう前に進めたいと考えています。

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