奈良県 百日せき感染広がる

奈良県議会議員・永田ゆづる(36歳)|奈良市・山添村選出|です。

【百日せき」感染拡大への注意喚起】

奈良県内で「百日せき」の感染が広がっており、特に子どもを中心に注意が必要な状況となっています。県が発表したところによると、4月13日までの1週間に確認された感染者は6人。今年に入ってから最多の数字であり、年初からの累計もすでに21人と、昨年1年間の18人を上回りました。

百日せき(正式名称:百日咳)は、「ボルデテラ・パータシス」という細菌によって引き起こされる感染症です。最大の特徴は、非常に激しく、長期間続く“連続性の強いせき”で、特に乳児や小さな子どもにとっては命に関わる深刻なリスクがあります。呼吸困難や肺炎、けいれんなどを引き起こすことがあり、特に生後6か月未満でワクチン未接種の乳児が感染すると重症化、最悪の場合死亡に至るケースも報告されています。

この病気のやっかいな点は、初期には風邪とよく似た症状(くしゃみ、鼻水、軽いせき)から始まることです。本人も家族も「ただの風邪」と思い込んでしまい、気づかないうちに感染が広がってしまうことが多いのです。発症して1~2週間ほどすると、急に激しい発作的なせきが続き、特に夜間に症状が悪化する傾向が見られます。

奈良県では、これ以上の感染拡大を防ぐため、次のような行動を強く呼びかけています:

- **手洗い・うがいの徹底**  
 百日せきは飛沫感染します。こまめな手洗いやうがい、咳エチケットが基本の予防策です。

- **長引くせき症状がある場合は早めに医療機関を受診**  
 風邪と思って放置せず、「せきが2週間以上続く」などの兆候があれば、必ず医師に相談しましょう。

特に乳児を抱えるご家庭や保育施設、学校関係者の皆さまには、感染予防と早期発見への意識をさらに高めていただきたいと思います。

安心して暮らせる地域であり続けることが何より大切です。県民の皆さま一人ひとりの行動が、子どもたちを守ることにつながります。今後の動向にも注視して議会での活動を行っていきたいと思います。

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