奈良県 防災拠点整備へ
奈良県議会議員・永田ゆづる(36歳)|奈良市・山添村選出|です。
奈良県の防災拠点整備が五條市で本格的に動き出します。これは、南海トラフ巨大地震などの大規模災害に備え、奈良県の南部地域での救援活動の拠点をつくる重要な事業です。今回、県はこの防災拠点の整備を3段階に分け、優先順位をつけて進める方針を明らかにしました。
まず第1段階として、今年度(令和7年度)の下半期にヘリコプターの発着場の工事をスタートし、年度内での完成を目指します。大災害時には道路が寸断され、物資や人の移動が困難になります。ヘリの発着場を早期に整備することで、県内外からの救援物資の搬入や負傷者の搬送など、迅速な対応が可能になります。
次に第2段階として、令和8年度から支援物資の保管庫や県消防学校などがあるエリアの設計を開始し、2034年度までの完成を目指します。支援物資の備蓄は、被災者の生活支援や復旧活動の基盤となるものです。また、消防学校を含む施設は、救助隊の訓練や実際の災害対応の司令塔としての役割も担います。
そして第3段階では、県外からの応援部隊を受け入れるためのベースキャンプを整備する計画ですが、この部分はまだ具体的なスケジュールが決まっていません。とはいえ、これも大規模災害時には欠かせない機能です。
災害はいつ起こるかわかりません。私たちは、災害に備えるために何をすべきか、今からできることを着実に進めなければなりません。今回の防災拠点の整備も、未来の奈良県民の命を守る大切な一歩だと考えています。引き続き、県議会でも防災の視点から計画の進捗を注視し、地域の皆さんの声を反映できるよう取り組んでまいります。
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