奈良県の中小企業倒産件数 3年連続で増加
奈良県議会議員・永田ゆづる(35歳)|奈良市・山辺郡選出|です。
奈良県内の経済状況について、現状を簡潔にお伝えします。
民間の信用調査会社のデータによると、2024年に奈良県内で倒産した企業は110件にのぼり、3年連続で増加しています。この数字は、1,000万円以上の負債を抱えた企業を対象としており、前年からも100件を超える水準が続いています。産業別では「サービス業」が最多で、次いで「建設業」「製造業」と続いています。また、新型コロナウイルス関連の倒産は23件にのぼります。
負債総額については138億円を超え、前年のほぼ2倍という深刻な状況です。この背景には、大型倒産であるこんにゃく製造業のオーカワと関連会社による68億円以上の負債が含まれています。一方で、倒産規模は比較的小規模なものが多い傾向が続いていますが、ここ最近では数億円規模の倒産も増加していると報告されています。
2025年には大阪・関西万博を控え、経済回復への期待が高まる一方、物価高や人手不足の影響により、倒産件数が引き続き高水準で推移する可能性が指摘されています。この現状を踏まえ、県内中小企業が直面する課題をしっかり把握し、事業者支援策の強化や経済基盤の安定化に向けた取り組みを、県議会として積極的に進めていく必要があると考えています。
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