奈良県寺社仏閣 拝観料値上げ相次ぐ 物価高影響
奈良県議会議員・永田ゆづる(35歳)|奈良市・山辺郡選出|です。
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### 法隆寺拝観料の値上げ決定
1. **拝観料値上げの背景**
法隆寺(奈良県斑鳩町)は、令和7年3月から拝観料を値上げすることを発表しました。その背景には、新型コロナウイルスによる観光客の大幅な減少があり、さらに物価高騰と人件費の上昇が文化財の維持管理に大きな負担となっています。特に、仏像や建物といった貴重な文化財の保護に必要な費用が急増しているのが現状です。
2. **新たな料金設定**
値上げ後の拝観料は、中学生以上の個人料金が次のように変更されます。
- 大人、大学生、高校生: 1500円から2000円に値上げ
- 中学生: 1700円に引き上げ
- 小学生: 750円から1000円に変更
さらに、30人以上の団体料金も1人あたり最大400円引き上げられます。
3. **値上げは10年ぶり**
法隆寺での拝観料の値上げは、2015年1月以来10年ぶりとなります。この収益は、文化財の保存修理や老朽化した防災設備の改修に充てられる予定です。法隆寺は「貴重な文化財を次世代に引き継ぐために協力と理解をお願いしたい」とコメントしています。
4. **他の寺院の動向**
法隆寺だけでなく、奈良県内の他の主要寺院でも拝観料の値上げが進んでいます。興福寺は来年4月に、東大寺と薬師寺はすでに今年中に拝観料を引き上げています。これらの寺院でも、文化財の維持費用の増加が背景にあります。
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このように、法隆寺や奈良県内の他の寺院では、観光客減少や物価高騰を受け、文化財の保護維持のため拝観料の値上げが相次いでいます。
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