奈良県立図書情報館で紀伊半島豪雨のパネル展
奈良県議会議員・永田ゆづる(36歳)|奈良市・山添村選出|です。
土砂災害の恐ろしさを忘れずに ~紀伊半島豪雨から学ぶ教訓~
奈良県内も本格的に梅雨入りを迎え、今後は大雨による土砂災害のリスクが高まる時期となります。こうした中、奈良市の県立図書情報館では、土砂災害の危険性を伝えるパネル展が開催されています。特に注目すべきは、平成23年(2011年)の紀伊半島豪雨を振り返る展示です。
紀伊半島豪雨は、奈良・和歌山・三重の3県を中心に未曾有の大雨をもたらし、各地で大規模な土砂災害や河川の氾濫が発生しました。奈良県では、天川村をはじめ、多くの山間地域が被災し、道路の寸断や家屋の流出、ライフラインの途絶といった深刻な被害が発生しました。豪雨によって亡くなった方や行方不明者は、3県であわせて88人にのぼります。この出来事は、山間部の多い本県にとって、防災対策の重要性を痛感させるものでした。
パネル展では、当時の現場写真や、復旧に向けた長年の取り組みの様子が紹介され、災害の記憶と教訓を風化させない意図が込められています。また、自分の住む地域が「土砂災害警戒区域」かどうかを確認できる奈良県のWebシステムも紹介され、日頃からの備えの大切さを呼びかけています。
土砂災害は、ある日突然に私たちの生活を脅かす自然の脅威です。避難所や避難経路の確認、警戒情報への日々の関心が、命を守る行動につながります。私も県議会で引き続き、災害に強い地域づくりを推進してまいります。
このパネル展は6月15日まで開催されています。ぜひ足を運んでいただき、防災への意識を高める機会としていただければと思います。
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