奈良県警察本部 交番や駐在所の直通電話を廃止

奈良県議会議員・永田ゆづる(36歳)|奈良市・山添村選出|です。

奈良県内の交番や駐在所の「電話がつながらない」と感じた経験がある方も多いのではないでしょうか。実は、こうした課題を解消するため、10月31日から奈良県警が新しい運用を始めました。県内すべての交番と駐在所に設置されていた“直通電話”を廃止し、住民からの電話を各地域を管轄する警察署で一括して受け付ける仕組みへと変更したのです。

奈良県内には142か所の交番と駐在所があります。これまで、それぞれに専用の電話番号が設けられていましたが、実際には巡回やパトロール中で警察官が不在の時間帯も多く、「何度電話しても出ない」といった声が寄せられていました。こうした課題を踏まえ、今回の運用見直しが決まったという背景があります。

新しい仕組みでは、住民からの電話は自動的に警察署につながります。警察署の担当者が通報や相談の内容をすぐに把握し、最寄りの交番やパトロール中の警察官に的確に連絡を取ることで、事件や事故への対応がこれまで以上にスムーズになります。

緊急時はもちろん「110番」、それ以外の生活相談やトラブルについては、最寄りの警察署、または「#9110」の相談ダイヤルが利用できます。

地域の安全を守る最前線である交番や駐在所。今回の仕組み変更は、現場の声を踏まえた“より確実で迅速な対応”への一歩です。県民の皆さんには、この制度が始まったことを知っていただき、安心して警察へ連絡できるよう周知を進めてまいります。

私も県議会で、こうした警察行政の現場課題に関心を持ち続け、県民が安心できる地域治安の体制づくりを後押ししていきたいと思います。
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