奈良県議会 監査委員としての仕事終え経済労働委員会へ
奈良県議会議員・永田ゆづる(36歳)|奈良市・山添村選出|です。
【監査委員の任期を終え、経済労働委員会へ】
おととい、奈良県議会の6月議会閉会しました。そして、私にとって大きな節目となるのが、この日をもって「奈良県監査委員」としての1年の任期を終えたことです。議員としての職責に加え、この1年間、監査委員として県の財務・事業運営を独立した立場から精査してきた日々は、大きな学びと経験に満ちていました。
監査委員の仕事とは、県の予算執行が適正かつ合理的に行われているかを検証する重要な役割です。私はこの1年、県内243機関を対象に、現地へ出向き、施設や事業の現場を直接確認し、財務資料や運営状況のヒアリングを行ってまいりました。「費用対効果はどうか」「改善の余地はないか」と、実態を見て、聴いて、分析するという仕事でした。
こうした現場で得た視点や知見は、今後の議会での質疑・政策提案に必ず活かせると確信しています。特に「数字の裏にある現場」を見る力を持ち続けたいと思います。
そしてこのたび、私は新たに「経済労働委員会」の一員として活動することになりました。物価高騰、働き手不足、事業承継の壁など、奈良県の経済を取り巻く状況は大きな転換点にあります。とりわけ観光を含めた地域産業の底上げ、若者の雇用環境づくり、中小企業の競争力強化など、待ったなしの課題が山積しています。
奈良にはまだ活かしきれていないポテンシャルが数多くあります。これからは、経済の現場と行政をつなぐ存在として、県内の経済活性化に向けて全力で取り組んでまいります。
今回の奈良県議会6月議会では、総額2億2000万円余りの物価高対策を盛り込んだ補正予算案、そして経営改善が求められている県立病院機構の中期計画の変更など、重要な議案が審議され、全会一致または賛成多数で可決されました。県民生活を守るための対策が着実に進むよう、引き続き注視していきます。
また、議長・副議長の選出も行われ、新たに議長には自民党倭の田中惟允議員が、副議長には新政ならの藤野良次議員が就任されました。お二人とも初めての就任であり、今後の議会運営への手腕に期待が寄せられます。
私自身も、新たなステージでの責任を胸に、地域の声を丁寧に受け止めながら、奈良の未来を切り開くために一歩一歩、着実に前進してまいります。今後ともご指導・ご支援をよろしくお願いいたします。
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