奈良県議会 9月議会で附帯決議案提出へ

奈良県議会議員・永田ゆづる(35歳)|奈良市・山辺郡選出|です。

奈良県議会の予算委員会の最終日には、五條市の南部防災拠点における基本計画策定の予算案についても審議をしまして、議論の結果、会派としても3つの条件を付けて意見しました。

この3つの条件というのが、いわゆる“附帯決議案”というもので、現段階では原案には賛成するものの、疑問点が解消できないところもあったり、今後も議会の意見を踏まえたものとすべきというニュアンスが多分に含まれたものとなります。

今後、有識者会議や議会の議論を踏まえて県全体の防災体制についての基本構想がまとめられ、その後基本計画が策定されます。

こうした各段階を踏む際には、以下の1〜3について念頭に議論を進めるべきだという議会の意志の表れとして受け止めてほしいというものとなります。解釈の余地がしにくいよう言葉を修正した部分もありまして、議論の結果、会派を越えて、予算委員会では全会一致で可決されました。

「附帯決議案」

引き続き、議会の意見が反映されるよう、奈良県の総合防災体制が万全のものとなるよう議会の役割を果たしていきます。

議案第80号 令和6年度奈良県一般会計補正予算 (第2号)に賛成するにあたり、
このうちの広域防災拠点整備事業が行われる南部中核拠点に関連して、自由民主党・無所属の会より県当局には以下の3つの意見を附帯する。
                        
1、基本構想や基本計画の策定にあたり、県議会の意見を踏まえ、総務省との協議にあたること。
 
2、災害時における人命救助への体制を最優先とし、県議会と地元の意見、それに緊急防災・減災事業債の趣旨を踏まえ、当拠点の太陽光発電施設整備の是非について判断すること。
 
3、当拠点の防災機能を最大限に発揮するためにも、拠点への道路アクセス等を充実させ、消防学校の一体整備を検討するなど機能強化に資する環境整備を進めること。
 

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