奈良県議会 9月議会報告 奈良県政ニュースを発行

奈良県議会議員・永田ゆづる(36歳)|奈良市・山添村選出|です。 

奈良の課題について触れ、4つの提案をまとめた「県政ニュースvol.10」を発行しました

9月県議会が閉会し、今回も恒例の県政報告「永田ゆづる県政ニュースvol.10」を発行しました。
このニュースは、議会での質問や提案を県民の皆さまにわかりやすくお伝えし、現場の声を政策へと反映していくためのものです。今号では、「地域を守り、働く人を支え、奈良を発信し、未来につなぐ」という4つの柱に沿って報告をまとめました。

 ① 佐保川の桜並木を守り抜く外来種対策

県内各地で桜や梅を枯死させる外来種「クビアカツヤカミキリ」の被害が広がっています。
特に今年、奈良市の佐保川では桜並木で被害木が確認され、地域の景観や観光にも大きな影響を与えかねません。
私は議会で、「被害の早期発見と市町村・県・観光関係者が一体となった対応体制の強化」を強く訴えました。現場では樹木の伐採や薬剤注入などの防除が進められていますが、より一層の科学的根拠に基づく統一的で長期的な防除計画を県が主導して進めることが不可欠です。
「春の佐保川の桜を守り抜く」ために、今後も引き続き注視し、県としての支援を求めていきます。

 ② 中小企業の生産性向上で「賃上げ可能な奈良」へ

県内経済を支える中小企業では、人手不足と原材料高騰により厳しい状況が続いています。
県は今年度、新たに「生産性アップ支援補助金」を開始し、設備投資を通じた賃上げ促進を支援しています。
私は委員会で、「賃上げを実現するためには、生産性向上と人材投資の両輪が不可欠」と述べ、特に賃上げの遅れている非製造業への目配りや支援拡充を求めました。
2030年代半ばには最低賃金1,500円の時代が見込まれます。奈良でも持続的に賃金を上げられる経済構造を築くため、現場の声を踏まえた中小企業支援策を強化していきます。

③ 首都圏で挑戦する奈良ブランド「TEIBAN」の発展を

奈良県が支援する「NARA TEIBAN」事業は、県内の中小企業が共同で東京・松屋銀座に常設店舗を構え、奈良の魅力ある商品を発信しているプロジェクトです。
私は議会で、「単なる販売ではなく、奈良の文化と技術を首都圏に根付かせる戦略として強化すべき」と訴えました。
7年間続く実績は、富裕層市場で信頼を築いてきた証であり、奈良のものづくりが全国に通用することを示しています。
こうした取組を継続的に支援することで、地方の中小企業が東京から世界へ羽ばたく足がかりを作り出したいと考えています。

 ④ 富雄丸山古墳と道の駅をつなぐ観光拠点づくり

全国から注目を集める「富雄丸山古墳」は、直径109メートルの国内最大級の円墳です。
私はこの古墳を中心に、「道の駅」からの歩行ルートや案内表示の改善を提案しました。
観光客が安全に、わかりやすく史跡をめぐることができれば、地域の回遊性が高まり、地元経済にも波及効果が期待できます。
奈良らしい歴史・文化・自然の魅力を活かし、地域の誇りとなる観光拠点を整備していくことが大切です。

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今回の県政ニュースでは、身近な課題から将来の奈良を見据えたテーマまで、幅広い視点で提案を行いました。
今後も、「現場に根ざした政策」を軸に、県民の皆さんの声を議会で形にしていきます。
ぜひニュースをご覧いただき、感想やご意見をお寄せください。皆さんの声が、奈良の未来を動かす力になります。

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