奈良県議会 K-POPコンサート等予算反対も賛成多数で可決
奈良県議会議員・永田ゆづる(35歳)|奈良市・山辺郡選出|です。
奈良県議会の12月定例会が閉会しました。
最終日には、この議会で大きな議論のテーマとなった韓国・忠清南道の交流事業予算が可決されました。本事業については多くの課題があり、この事業を削減する予算案を提出するなど、私は当初より反対意見を主張していました。
友好提携都市との国際交流は重要ですが、交流事業として奈良公園春日野園地においてK―POPアーティストによるコンサート等が行われ、その費用として舞台費や映像・音響・特殊効果・備品費だけで1億6000万円・総額で2億7500万円の支出が見込まれています。
1日限りで来場者9000人のイベントに、多額の公金が使われ、一過性の祭りで終わるのではないかと危惧しています。
さらに、本事業を行うにあたって、多くの条件が奈良県と韓国・忠清南道との間で取り交わされていることから、この費用を圧縮できる余地はほぼなく、奈良県の裁量が小さすぎます。本事業の改善の余地も少なく、公金を原資としたイベントとしての妥当性が欠けると考えています。
(NHKニュース)https://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/20241216/2050017390.html
こうした主張を私も総務警察委員会などでお伝えして終始、反対意見を申し上げてきました。その後、多くの県民の皆様の声に広がりを見せ、議会でも反対意見が増えましたが、結果として可決されてしまいました。自分の力が足りず、議会のチェック機能を十分に果たせず無念です。
政策ごとに是非を判断するという議会の当然の機能、さらに果たすべく勉強を重ねていきたいと思います。
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