奈良県議会で初めての一般質問
9月26日、奈良県議会で初めての一般質問を行いました。
ことし4月の当選後、本会議の質問は初めてでした。委員会等での質問と違い、さまざまな調整や勉強を重ねることができ、私自身、非常に貴重な経験となりました。
また、改めてではありますが、会派の先輩などには、新人の私にこの機会を与えていただいたことに感謝です。
当日は25分の持ち時間を活用して以下の4つの項目について質問しました。
(当日の動画はこちら)
https://pref-nara.gijiroku.com/g07_Video_View.asp?SrchID=3721
①南海トラフの巨大地震などに対する災害対応体制について
②行政文書の適切な作成及び管理について
③若者の県内定着に資する企業誘致の推進について
④近鉄大和西大寺駅周辺の渋滞対策について
はじめに壇上で質問を9分あまり読み上げたあと、残り時間は自席に戻って知事と質疑応答を繰り返しました。
南海トラフの巨大地震など防災の体制について、県内ではまだまだ機能面で足りていない上に、防災の拠点や体制について思想やそれぞれの位置付けが体系づけられていなく、改善するべきだと意見を申し上げました。
近隣の兵庫県や大阪府、それに和歌山県などでは上位拠点型・並列型と、それぞれの防災拠点をどう連携させて位置付けているのかの思想があり、進出・救助や航空搬送・物資面など機能面も確保されています。一方、奈良県では県内の防災拠点は浸水の災害リスクもある上、わずか0点5ヘクタールほどしかない拠点も多く、非常に心許ない現状です。
また、②の行政文書のあり方をめぐっては、今回の奈良県の予算執行査定に係る議事録や十分な行政文書がないことを明らかにしながら話を進めました。知事答弁では、知事は3点の文書を挙げ、それがあるから、行政文書としては十分だという答弁がありました。しかし、このうち2点は予算査定の会議の時に配られた、前もって用意された説明資料と会議の結果をまとめた発表資料です。
当然、残り1点の資料が経緯を検証できる行政文書なのかという非常に重要な鍵を握ってくるわけです。これは会議における知事の発言を控えた文書で、12枚あります。1ページ目から見ていくと「予算通りの執行で了解」とだけしか書かれていません。
予算執行査定の対象とした以上、執行するかどうか迷っている事業がリストアップされているはずなので、どのような理由で執行するかどうかを判断したのかや、その際にどういう議論があったのかなど経緯がわかる必要があります。
それが現在だけでなく将来の県民に対しても説明責任を果たす情報公開の理念そのものだと思うからで、公文書と情報公開は車の両輪だからです。
これについての知事答弁では、内容が不十分だと感じましたので、10月4日まで続く予算委員会で確認・質問を重ねていきたいと思います。
(当日の動画)
当日のやりとりが動画で公開されていますので、ぜひご覧いただければと思います。
次の一般質問はしばらく先ですので、準備を重ねていきたいと思います。