奈良県議会・総務警察委員会での議論

奈良県議会議員・永田ゆづる(34歳)|奈良市・山辺郡選出|です。

6月30日(金曜日)には奈良県議会の総務警察委員会に出席しました。本格的な委員会としては初めての出席で、議案などの説明の後、県・県警職員さんに質疑を行いました。

①奈良県が近畿2府4県と隣接する中、他府県にも増して即応的な事件対応が求められる中、物件費が非常に低い状況を改善すべきではないのかと質問しました。県警では数年前、ガソリン代を払えるのかどうか非常に切羽詰まったこともあるなど予算が不十分な状況が続いているとの声が多く寄せられています。警察庁舎の敷地内においても草刈りを職員自ら行ったり、制服も十分な量を確保できていない状況が続いています。

ことし5月、長野県で民家に立てこもった男により110番通報された警察官2人が銃撃・殺害された事件が発生したことは記憶に新しいことと思います。奈良県警では、物件費が少ないために捜査車両に十分なドライブレコーダーが設置されておらず、同種事案が起きた際には現場の証拠保全ができなくなるのではないかという問題意識のもと、質問しました。

②山下知事の予算執行停止について長期的な視点も踏まえるなど総合的な検討をした上での判断を求めました。その上で、知事が五條市に建設予定の防災拠点に否定的な考えを示されていることについては、南海トラフの巨大地震について他の箇所で対応できるというある程度の想定や根拠がない中、結論ありきで否定的な発言をしているのではないかと質問しました。

また、和歌山や三重県の沿岸部に津波が押し寄せ、甚大な被害が出る他三重県ではコンビナートで火災が起き、大阪・梅田には2メートルの津波が押し寄せる中、知事が言うように堺や南紀白浜にある拠点や伊丹空港では奈良まで対応できないのではないかと言う問題提起も行いました。

今後は一般質問の機会も活用しながら、県議会での建設的な議論につながるよう研鑽を積んでいきたいと思います。

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