山添村 村立高校 山辺高校山添分校の存続問題に奈良県としてどう支援できるか
奈良県議会議員・永田ゆづる(35歳)|奈良市・山添村選出|です。
奈良県議会議員として、私は山添村にある本州唯一の村立高校「村立県立山辺高校山添分校」の存続問題に深い関心を寄せています。
この学校は農業科と家政科を設置し、現在30名の生徒が学んでおり、大部分が三重県からの生徒です。しかし、学校の管理運営の在り方について国からの是正指導を受け、村は廃校を含めた対応を検討している状況です。
こうした中、卒業生を中心とする有志が学校の存続を求め、3197人分の署名を集めました。そして村役場で野村栄作村長に署名を提出し、県立の分校ではなく村立の本校として存続するよう訴えました。署名を受け取った野村村長は「学校を残すメリットは十分理解しているが、村の財政や人的な余裕がなく厳しい」と述べ、3月4日の村議会で方向性を示す考えを明らかにしました。
この問題は山添村だけでなく、奈良県全体の教育政策や地域活性化にも関わる重要な課題です。特に、三重県からの生徒も多く通っていることを踏まえ、県境を越えた支援体制の構築が求められるのではないでしょうか。例えば、奈良県と三重県が協力し、財政面や人的支援を検討することで、学校の存続と地域振興の両立を目指すことができるかもしれません。
また、農業科や家政科といった実践的な学びは、地域の産業と直結し、地域の未来を担う人材を育てる場としても貴重です。小規模校だからこそ可能なきめ細やかな指導や、地域社会との密接な連携が、学校の強みだと言います。
私自身、奈良県議会議員として、この件を委員会等で質疑したいと考えていて、もちろん村の判断が出た上ではありますが、県としてどのような支援ができるのか提案を考えています。三重県とも連携し、教育の機会を確保しながら、地域の未来を見据えた持続可能な方策を探るべきです。3月4日の村議会での議論を注視しながら、山添村の皆様と共に最良の解決策を模索していきたいと思います。
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