近鉄大和西大寺駅 渋滞対策について
奈良県議会議員・永田ゆづる(36歳)|奈良市・山添村選出|です。
3月5日の奈良県議会本会議場にて、4つの質問を行いましたので全文掲載します。ご意見、ぜひお寄せください。
近鉄大和西大寺駅は奈良市のターミナル駅で、北側すぐには「ならファミリー」などの商業施設があり、南側には昨年春に奈良商工会議所が新たに建設されるなど、車に乗って多くの人が駅近くを目指します。加えて、駅周辺の西大寺・伏見地区の人口は令和7年1月時点で3万1121人と、5年で5点3%、20年で15点2%も増加していて、今後、ますます交通量が増えることが予想されます。
こうした中、駅の周辺には、ピーク時の遮断時間が1時間のうち40分以上となる踏切、いわゆる“開かずの踏切”が3箇所存在します。県内で40分以上も遮断される踏切は他になく、西大寺周辺に集中しているのです。特に、駅のすぐ西にある菖蒲池第八号踏切道は、車の交通量も多いのに、1時間のうち最大で51分間も閉まり、解決すべき切実な課題です。
塾やオフィスなど、目的地となる施設を多く抱えていて、駅舎の高架化こそが、“開かずの踏切”への抜本的な対策であるはずです。高架化により、地域住民の利便性が向上するとともに、駅周辺の賑わいづくりなど、将来的な経済発展につながる副次的な効果も期待できます。
しかし、高架化の完成までには3、40年の期間が見込まれています。
高架化を進めることが未来の奈良県民への責務とすれば、踏切が開いた時間により多くの車両が通行できる即効対策を進めることこそ、今を生きる奈良県民への責務だと言えるのではないでしょうか。その上で、知事に伺います。
(質問本文)
近鉄大和西大寺駅周辺の抜本的な渋滞対策として進められている駅舎の高架化は、完成までに3、40年の期間が見込まれており、長い年月を要することから、今を生きる人たちが恩恵を受けられるよう即効性のある対策を同時に進めるべきだと考えますが、知事のお考えをお聞かせください。
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