奈良市・春日若宮おん祭 お渡り式開催 

奈良県議会議員・永田ゆづる(36歳)|奈良市・山添村選出|です。

師走の奈良に、静かでありながら圧倒的な存在感を放つ行事があります。春日大社の摂社・若宮神社で行われる「春日若宮おん祭」です。平安時代から一度も途切れることなく続くこの祭りは、五穀豊穣や国の安泰を願う祈りの場であり、単なる観光行事ではなく、奈良の歴史そのものが今に息づく貴重な文化遺産です。国の重要無形民俗文化財に指定されていることからも、その価値の大きさがうかがえます。

17日に行われた祭り最大の見どころ「お渡り式」では、時代装束に身を包んだおよそ1000人の行列が、正午ごろ県庁前を出発し、奈良市中心部およそ3キロの道のりを練り歩きました。黒い装束をまとった貴族「日使(ひのつかい)」を中心に、馬に乗った巫女などが続く姿は、まるで平安の時代絵巻がそのまま現代によみがえったかのようです。

祭りとは、単なるにぎわいの演出ではありません。自然の恵みに感謝し、人々が心を一つにして未来の安寧を願い、地域の絆を確かめ合う場です。若宮おん祭には、千年を超えて受け継がれてきた「祈り」と「共同体」の精神が、今も変わらず息づいています。

当日は天候への備えとして、行列の道具の一部に透明の覆いが施される場面もありましたが、沿道には多くの人が集まり、師走の奈良を彩る伝統行事をじっくりと楽しんでいました。本物の歴史と文化に触れられる祭りこそが、奈良観光の大きな魅力です。こうした営みを次の世代へとつなげていくことの大切さを、改めて実感しました。
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