奈良公園の「なら瑠璃絵」始まる
奈良県議会議員・永田ゆづる(36歳)|奈良市・山添村選出|です。
冬の奈良公園一帯を光で彩る「なら瑠璃絵」が、今年も始まりました。
奈良の観光といえば、春の桜、夏の緑、秋の紅葉といった季節のイメージが強く、どうしても冬は観光客が落ち込みがちな時期です。そうした課題を乗り越えようと、2009年から始まったのがこの「なら瑠璃絵」です。
夜の奈良公園や社寺周辺を幻想的な光で包み込み、冬の古都を楽しんでもらおうという試みは、今ではすっかり定着し、奈良の新たな冬の風物詩となりました。今年も奈良春日野国際フォーラム甍の庭園には、青や白に輝く光のじゅうたんが広がり、シカやイルカのオブジェが訪れた人々を迎えています。
また、春日大社の国宝殿の壁面には、地元の学生が制作したアニメーションが映し出され、奈良の街を駆けるシカの姿が夜の空間を彩ります。観光客だけでなく、地元の子どもや若者が参加し、奈良の魅力を発信している点も、この催しの大きな意義だと感じます。
冬の奈良にも十分に人を惹きつける魅力があります。報道などによれば、クリスマスのイルミネーションを見逃したという地元の高校生が訪れていたという話も印象的で、地域の人にとっても楽しみな行事になっていることが伝わってきます。
奈良は「昼の観光地」という印象が強く、夕方以降は人の流れが落ち着いてしまうという長年の課題があります。宿泊客の増加や地域経済の活性化を考える上でも、「夜に楽しめる奈良」をどうつくっていくかは重要なテーマです。
「なら瑠璃絵」は、その可能性を示す象徴的な取り組みだと思います。冬の閑散期に人の流れを生み、夜の奈良公園を安全で魅力的な空間に変えていく。こうした取り組みを、単発のイベントにとどめず、通年の夜間観光や周辺商店街との連携、宿泊につながる仕組みへと発展させていくことが、これからの観光政策の鍵になります。
奈良の持つ歴史と静けさは、夜こそ際立つ魅力でもあります。冬の光のイベントを一つの起点として、季節ごとに夜の奈良を楽しめる環境づくりを進め、観光客にも地元の皆さんにも誇れる奈良を実現していきたいと思います。
永田ゆづるのホームページ https://yuzurunagata.jp/
永田ゆづるのX(旧Twitter) https://twitter.com/yuzuru_n_nara
