奈良市三碓の添御縣坐神社の秋祭りへ

奈良県議会議員・永田ゆづる（３６歳）｜奈良市・山添村選出｜です。

地域の絆を感じた添御縣坐神社の秋祭り

奈良市三碓の添御縣坐神社（そうのみあがたにいますじんじゃ）の秋祭りに伺いました。早朝から雨が降っていましたが、出発を前に止み、地域の方々や子どもたち、そして近畿大学の学生さんたちが力を合わせ、勇壮な神輿を担ぐ姿が印象的でした。三碓では、古くから五穀豊穣と地域の安寧を祈る祭りが続いてきたといいます。地域の人々が受け継いできたこの伝統が、今も息づいていることを感じました。

神輿は、境内からゆっくりと坂を下る際、担ぎ手たちがロープを手繰り寄せながら慎重に降ろしていきます。その緊張感に、見ている側も思わず息をのむほど。無事に地上へ降ろされたときには、大きな拍手と歓声が湧き起こりました。

近年は人口減少や高齢化が進む中で、こうした地域の行事が世代を超えて人を結びつける貴重な機会になっています。特に多くの子どもたちのほか、近隣の近畿大学の大学生たちの参加は地域の活気を生み、新しい世代へと伝統をつなぐ力になっていると感じました。

添御縣坐神社は、『延喜式神名帳』にも記載される古社で、奈良の歴史とともに歩んできた神社です。こうした古き良き地域の祭りが、世代を超えて守られ、若者の力で再び盛り上がっていることは本当に心強いことです。
地域の誇りと人の絆を感じる秋祭りでした。

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