山添村 観音寺の古文書から地震資料発見
奈良県議会議員・永田ゆづる(35歳)|奈良市・山辺郡選出|です。
奈良大学の研究チームと山添村教育委員会が、山添村の観音寺に保管されていた古文書369通を調査中、「伊賀上野地震」の被害を記録した貴重な史料を発見したことが報道されました。
この地震は1854年に三重県北部や奈良県、京都府などで大きな被害をもたらし、1000人以上の犠牲者を出したとされています。
当時の被害状況を伝える内容
報道によると、史料には、観音寺が被った被害を京都の仁和寺に報告するための書状の下書きが記されていました。その中には「大地震で建具が傾いたが、本尊だけは駆けつけて守った」「余震がやまず報告書作成が難航した」といった当時の緊迫した状況が詳細に描かれています。
地元防災と研究への活用
報道の中で、奈良大学文学部史学科の村上紀夫教授は、「史料は当時の被害を具体的に伝えるだけでなく、地元の防災意識を高める役割も果たす」と評価しています。また、書状の日時から、地震発生後も余震が2か月以上続いたことがわかり、地震研究においても非常に重要な資料とされています。
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