奈良市修学旅行の宿泊者数増加に向け質問 奈良県議会
奈良県議会議員・永田ゆづる(36歳)|奈良市・山添村選出|です。
昨日、奈良県議会12月議会における一般質問を終えました。
この中で、奈良市では、修学旅行の宿泊者数がここ20年余りで、8万人と半分ほどに減少していることを取り上げました。
“奈良のファン”を増やすべく、インバウンドだけでなく、修学旅行にも一層力を入れる必要があり、継続して取り組んでいきます!
以下、修学旅行増加に向けた質問について全文を掲載します。NHKニュースでも取り上げられたので、ぜひご覧ください。
(NHK奈良ニュース)https://news.web.nhk/newsweb/na/nb-2050019379
まず、修学旅行生の増加に向けた取り組みについてです。
ここ数年、全国で、修学旅行先から京都を外す動きが広がっています。宿泊費の高騰のほか、オーバーツーリズムによる渋滞や混雑で、団体行動が予定通りにできないことが背景にあります。
この変化は奈良にも直結します。修学旅行は長年「京都と奈良」をセットで組むことが多く、京都が行程から外れればスケジュール全体が組み直され、奈良も外されやすくなります。
長期的に見ても、奈良の修学旅行生は減少が続いています。奈良市への宿泊者数は、20年余り前のおよそ16万人から、現在は8万人ほどになりました。少子化の影響を大きく上回るペースで減少しています。
インバウンドの誘致はもちろん大切です。しかし、国内のリピーターの厚みが奈良の観光を支えてきました。そして、その最初の入口が修学旅行であります。子どもの頃に奈良を訪れた経験は、大人になってからもう一度来たい、家族を連れてきたい、あるいは奈良の文化や歴史に親しみを持つという、「奈良のファン」を全国に増やす強い原体験になります。修学旅行生の減少は、未来の奈良を支えるファンそのものが細っていく深刻な問題であります。
だからこそ、修学旅行生にとって「来やすい奈良」をつくる抜本的な対策が必要であります。
まず、修学旅行における班別行動の自由度を高め、県内に宿泊してもらいやすくするため、移動の利便性を改善する必要性があります。例えば、バス、JR、近鉄を横断して1日1000円で利用できる県内周遊パスの導入や支援は、その大きな一歩になると考えます。
次に、修学旅行が少なく、宿泊費が抑えられる一月から二月の閑散期に積極的な誘致を行う必要があります。とりわけ昨今は、物価高騰で修学旅行の交通費だけでも前年比3000円ほど上昇し、保護者負担は確実に増えています。だからこそ、宿泊費が安い時期へのニーズはこれまで以上に高まっており、この誘致は家庭、学校、観光業の三者にとって合理的でもあります。宿泊施設の稼働率向上や観光業の人手不足の平準化にもつながるものです。
京都が敬遠されている今、奈良が修学旅行の受け皿として存在感を示すチャンスでもあります。しかしこれを逃せば、奈良は修学旅行の舞台からさらに遠ざかってしまいます。
その上で知事に伺います。奈良市に宿泊する修学旅行生は、約20年前と比べると半分ほどに減少しており、また、修学旅行といえば、奈良と京都が定番のセットでありますが、近年はオーバーツーリズムなどにより京都離れが進行しており、その影響で奈良県も大いに影響を受けると考えられます。県内の修学旅行生の大幅増に向け、抜本的に取り組んでいくべきと考えますが、県の考えをお聞かせください。
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