奈良県で特殊詐欺被害が過去最悪に 奈良県警察本部のまとめ

奈良県議会議員・永田ゆづる(36歳)|奈良市・山添村選出|です。

県内で確認された特殊詐欺の被害が、極めて深刻な状況にあります。警察のまとめによると、今年11月までに確認された被害は296件、被害総額は22億4,000万円。件数・金額ともに、すでに昨年1年間を上回り、過去最悪となりました。数字だけを見ても衝撃的ですが、私はこの一件一件の裏に、生活を奪われ、心を深く傷つけられた方がいることを思わずにはいられません。

私は県議会議員になる前、NHKの報道記者として、詐欺被害に遭われた方々を何度も取材してきました。「自分は大丈夫だと思っていた」「まさか、あの電話が詐欺だとは思わなかった」——多くの方が、そう口にされます。犯人は人の不安や善意、家族を思う気持ちにつけ込み、巧妙な言葉で判断力を奪っていきます。オレオレ詐欺や架空料金請求、還付金詐欺など、手口は違っても、本質は同じです。

特に怖いのは、電話一本から被害が始まることです。警察官や銀行員を名乗られると、「まさか詐欺ではないだろう」と信じてしまう。その一瞬の油断が、大きな被害につながります。取材の中で何度も感じたのは、「本人の注意」だけでは限界があるということでした。被害を防ぐ最後の砦は、家族や周囲の人の“気づき”です。

警察では、金融機関と連携し、怪しい口座や不審な振り込みを早く察知する体制を強化しています。これは大切な一歩です。しかし同時に、私たち一人ひとりが「電話でお金の話が出たら、まず疑う」「一人で判断しない」という意識を共有することが欠かせません。

どうかご家族や身近な方と、今日この話題を共有してください。「そんな電話があったら、必ず相談して」と一言伝えるだけで、救える被害があります。治安を守るのは警察だけではありません。地域全体で声をかけ合い、詐欺を未然に防ぐ。その積み重ねが、安心して暮らせる奈良につながると、私は強く信じています。
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