近畿大学奈良病院で救命救急センターの指定辞退に
奈良県議会議員・永田ゆづる(36歳)|奈良市・山添村選出|です。
奈良県内の医療体制を考える上で、非常に重く、そして率直に言って驚きと不安を覚えるニュースに接しました。生駒市にある 近畿大学奈良病院 が、24時間体制で重篤な患者を受け入れる救命救急センターの指定を、今年3月末で辞退することを明らかにしたというものです。
同病院は2003年に奈良県から救命救急センターの指定を受け、長年にわたり県北部を中心とした高度救急医療の要として機能してきました。その役割の大きさを考えると、今回の判断は地域医療に与える影響が決して小さくないことは明らかです。理由として挙げられているのは、全国的な医師不足の中で、救命救急医を十分に確保できず、体制を安定的に維持することが困難になったという現実です。
4月以降はICU8床を休床し、HCUで重症患者の受け入れを継続するとのことですが、24時間対応の救命救急センターとしての機能が失われる意味は極めて重いものがあります。市立病院との連携で影響を抑えたいと地元からも話が出ている通り、自治体としても強い危機感を持っていることが伝わってきます。
県によれば、4月以降、県内で高度救急医療を担う救命救急センターは、奈良市の 奈良県総合医療センターと、橿原市の 奈良県立医科大学附属病院の2か所のみとなります。これは県全体の救急搬送体制や医療圏のバランスを考えたとき、決して楽観できる状況ではありません。
医師不足という構造的な課題を前に、個々の病院の努力だけに委ねる時代はすでに限界に来ています。県として、どの地域で、どの医療機能を、どう支えていくのか。医療人材の確保や配置も含め、県内全体の医療体制をどう守るのかを、議会の場でも真正面から議論していかなければならないと、強く感じています。県民の命と安心を守るため、現実から目をそらさず、責任ある議論と行動を重ねていきたいと思います。
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