奈良市・女児誘拐事件から21年 見守り活動支援を
奈良県議会議員・永田ゆづる(36歳)|奈良市・山添村選出|です。
平成16年11月17日。奈良市で小学1年生の有山楓ちゃんが、下校途中に連れ去られ、尊い命を奪われた痛ましい事件から、本日で21年となりました。今なお地域の記憶に刻まれたこの事件は、子どもたちの安全を守ることの重大さを深く問い続けています。
楓ちゃんが通っていた富雄北小学校では、全校児童と教職員約400人が参加し、「命の大切さを考える集会」が開かれました。当時の校長が遺族に贈った鐘が、楓ちゃんと同じ“7回”響き渡り、参加者全員で黙祷を捧げました。
その後、当時教諭として勤務していた後藤誠司校長が、「当たり前のことが当たり前にできる日常こそが、どれだけ大切で幸せなことなのか」と児童たちに語りかけられました。事件を知らない世代が増えていますが、こうした継承の場を通じて「命の重み」を静かに、しかし確かに伝えていくことは、とても重要なことだと改めて感じます。また、この日は富雄北小学校を含む周辺16校で、地域の防犯ボランティアの皆さんと奈良西警察署の警察官が協力し、下校を見守る活動が行われました。
私は県議会の一員として、この自主防犯活動に参加される皆さまの努力などに心から敬意を表します。同時に、こうした取り組みが継続できる環境整備、支援体制の強化こそが、県として果たすべき重要な責務であると痛感しています。
防犯パトロールの装備支援、活動費の補助、見守り情報のデジタル化、安全教育の充実、警察との連携強化など、地域の力を生かすために整えるべき仕組みはまだ多くあります。特に、人口減少や高齢化が進む地域では、ボランティアの担い手不足という深刻な問題も生まれています。こうした現実に向き合い、必要な支援を講じることが、子どもたちの安全を守る最前線を維持するためには不可欠です。
“命を守る”ということは、行政だけでも、警察だけでも、地域だけでも完結しません。全てが連携し、一つの大きな「見守りの輪」をつくることで、初めて子どもたちの未来を守り抜く力となります。
21年という歳月が流れても、あの日の痛みは消えることはありません。しかし、私たちが歩を止めず、地域の安全を強め続けることで、同じ悲しみを二度と繰り返さない地域社会をつくることができます。これからも県議会の立場から、自主防犯団体の支援をさらに進め、子どもたちの安心・安全な日常を守り抜くために力を尽くしてまいります。
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