奈良市など暑さ厳しく県内で病院などへの熱中症搬送者相次ぐ
奈良県議会議員・永田ゆづる(36歳)|奈良市・山添村選出|です。
【猛暑が続く奈良県で ~熱中症から命を守るために~】
連日、猛烈な暑さが続いています。奈良県内でも、今月6日までの1週間に熱中症で搬送された方が150人に上るなど、暑さによる健康被害が深刻化しています。関西2府4県の合計では1904人と、前の週の2倍以上に増加。中でも奈良県は人口比で見ても多く、特に高齢者の搬送が目立っています。
総務省消防庁の速報によると、熱中症で搬送された150人のうち、65歳以上の高齢者は大多数を占めており、住居内での発症が最も多く報告されています。「屋内にいても安心」という油断が、命に関わるリスクにつながりかねない状況です。
奈良ではこれまでも、熱中症対策として様々な取り組みを進めてきました。たとえば、公民館や集会所などを「クーリングシェルター」として開放する取り組みや、熱中症予防を啓発するチラシや放送などを通じて注意喚起を行っています。
特に今年は、6月からすでに厳しい暑さが続き、体が暑さに慣れないうちに猛暑に見舞われるという「初期熱中症」のリスクが高まっています。例年よりも早く、6月中旬から奈良県内でも30度を超える日が多く見られ、すでに熱中症警戒アラートが複数回発表されています。
このような状況を踏まえ、以下の点について県民の皆さまにあらためて注意を呼びかけたいと思います。
◆ 熱中症を防ぐために大切なポイント
**① エアコンの適切な使用をためらわないこと**
高齢者の方に特に多いのが「もったいないから」と冷房を使わずに我慢してしまうケースです。室温が28度を超える場合は、エアコンの使用をためらわず、涼しい室内で過ごすことが命を守る第一歩です。
**② こまめな水分・塩分補給**
のどが渇く前に水分をとることが重要です。特に高齢者は脱水に気づきにくく、知らないうちに熱中症になっている場合もあります。水や麦茶、経口補水液などを意識的にとるようにしましょう。汗をかいたら塩分の補給も忘れずに。
**③ 一人で我慢しない**
暑さに不安を感じたら、無理をせず、涼しい場所に避難したり、近所のクーリングシェルターを活用しましょう。地域で声を掛け合い、特にお一人暮らしの高齢者には定期的な安否確認をお願いします。
**④ 屋外での活動は慎重に**
炎天下での外出や作業はできるだけ避け、どうしても必要な場合は朝夕の涼しい時間帯に短時間で行うようにしてください。帽子や日傘、通気性の良い服装なども大切です。
奈良県内でも、学校や高齢者施設に対して、WBGT(暑さ指数)計を用いた温度管理を推進したり、部活動や運動会などの時間を見直す動きが進んでいます。これに加え、今年からは一部自治体で高齢者向けの熱中症予防品(冷感グッズや飲料)を配布する取り組みも始まっています。
また、県としては「命を守る夏の行動」として、以下のような情報発信を強化しています。
* 県ホームページや防災アプリを通じた「熱中症警戒アラート」の迅速な周知
* 気象台や医療機関との連携によるリアルタイムの搬送状況の把握
* 地域包括支援センターと連携し、見守り支援体制の充実
最後に、私自身も最近まで県議会の防災担当の委員でした。災害時だけでなく、日常の暑さから命を守る「日常の避難所」としての活用も、今後さらに充実させていく必要があります。この厳しい夏を、地域で助け合いながら乗り越えていきましょう。誰もが安心して暮らせる奈良の夏を目指し、引き続き現場の声を受け止め、対策を進めてまいります。
熱中症は、予防することで防げる災害です。ぜひ皆さまお一人おひとりが「自分ごと」として対策を実践し、大切な命を守っていただければ幸いです。
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