奈良市平城宮跡で東楼完成

奈良県議会議員・永田ゆづる(37歳)|奈良市・山添村選出|です。

奈良市の平城宮跡歴史公園で復元が進む「大極殿院」で、このほど「東楼」が完成し、記念式典に出席してきました。会場ではテープカットが行われたあと、奈良時代の宮廷で演奏されていた舞楽が披露され、古代の都の空気を感じるような厳かな時間が流れていました。

東楼は、奈良時代の730年ごろに建てられたとされる木造2階建ての楼閣で、大極殿院の中でも宴会や儀礼の場として使われていたと考えられています。大極殿が国家の重要な儀式や政治の場であったのに対し、東楼や西楼は、いわば宮廷の華やかな場面を彩る建物だったとも言われています。今回、その東楼が約4年の工期を経てよみがえりました。

復元にあたっては、紀伊半島のヒノキなどが使われ、奈良時代の建築様式や技術を可能な限り再現することが目指されました。屋根や柱の構造はもちろん、装飾に用いられている金具も奈良時代の技法をもとに制作されるなど、細部に至るまでこだわりが感じられます。単に建物を再現するだけでなく、当時の文化や技術を現代に伝える取り組みでもあると感じました。

式典では舞楽が披露されました。ゆったりとした雅楽の音色に合わせて舞が進む様子を眺めながら、1300年前の宮廷でもこのような光景が広がっていたのだろうかと想像が膨らみました。歴史の舞台となった場所で、実際に音や動きを通して当時の文化を体感できることは、奈良ならではの魅力だと思います。

平城宮跡は、奈良時代の都の中心だった場所です。現在は広大な歴史公園として整備が進み、多くの人が訪れる場所になりましたが、こうした建物の復元が進むことで、古代の都の姿をより立体的に感じることができるようになります。歴史を「知識」として学ぶだけでなく、「空間」として体感できることは大きな価値があります。

奈良には1300年の歴史がありますが、その価値を未来にどう伝えていくかが大切です。平城宮跡の整備や復元は、その象徴的な取り組みの一つだと思います。今回の東楼完成をきっかけに、改めて奈良の歴史の奥深さを感じるとともに、多くの方にこの場所を訪れていただきたいと感じました。
 

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