奈良県 ツキノワグマ保護を優先した計画から頭数管理へ
奈良県議会議員・永田ゆづる(36歳)|奈良市・山添村選出|です。
奈良県、ツキノワグマ管理計画を大きく転換
奈良県は10月1日から、ツキノワグマの管理方針を大きく見直します。これまでの「保護を優先」した計画から一歩踏み込み、人の生活圏に現れたクマは原則として捕獲・殺処分する方針へと転換します。
背景には、クマの急増があります。令和3年にはわずか18件だった目撃情報が、昨年は145件に急増。奈良市や天理市など、これまで確認されなかった地域にも出没が相次ぎ、けが人も出ています。県の最新調査では、県内に183頭が生息すると推測されています。
国の平成4年の調査では紀伊半島全体で150頭程度とされ、絶滅の危険が指摘されていました。しかし、その後30年余りで推定400~500頭にまで増加。かつて「守るべき存在」だったクマが、いまや「人の安全を脅かす存在」として対応を迫られる状況に変わったのです。
これまで奈良県は、捕獲したクマを山中に放すなど保護を重視してきました。しかし新たな計画では、人が活動する集落や農地で捕獲された場合は殺処分を原則とし、総捕獲数の上限も14頭まで引き上げます。まさに“人とクマの共存”から“人の生活を守るための管理”への大きな転換といえます。
県は今後、パブリックコメントを経て正式に施行します。住民の安心を第一にしつつ、自然とのバランスをどう取るか。私たち県議会も議論を重ねながら、現実に即した解決策を模索してまいります。
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