奈良県警察本部 特殊詐欺被害防止へ研究会
奈良県議会議員・永田ゆづる(37歳)|奈良市・山添村選出|です。
奈良県内で深刻な問題となっている特殊詐欺の被害防止に向け、奈良県警が新たな取り組みを始めました。心理学の専門家と連携し、「なぜ人はだまされてしまうのか」を分析する研究会を立ち上げたのです。
10日、県警本部で発足したのは「奈良防犯心理研究会」。奈良県内や大阪の大学で心理学を研究する教授らが参加し、警察が持つ被害事例のデータをもとに、詐欺被害に至る心理や行動を分析し、より効果的な対策につなげていくことが目的です。
奈良県内でも特殊詐欺の被害は深刻です。県警によると、2025年に認知された特殊詐欺は323件、被害額は約23億4000万円にのぼります。さらに近年急増しているのが、SNSを通じて投資話を持ちかけたり、恋愛感情を利用したりする「SNS型投資・ロマンス詐欺」です。こちらは212件、被害額は約34億8000万円と、特殊詐欺を上回る被害額になっています。
警察はこれまで、手口を広報したり注意を呼びかけたりしてきましたが、被害は減っていません。そこで今回、心理学の視点から対策を考えることになりました。
実は、詐欺は「手口を知っていれば防げる」というほど単純ではありません。犯人は人の心理を巧みに利用します。
例えば、
・「今すぐ対応しないと大変なことになる」と不安をあおる
・「家族や警察を名乗る」ことで安心感を与える
・「必ずもうかる」「あなただけ」と特別感を与える
といった心理的な揺さぶりをかけてきます。
SNS型の詐欺では、長期間やり取りを重ねて信頼関係を作り、恋愛感情や仲間意識を利用するケースも多く、冷静な判断が難しくなってしまうのです。
奈良県でも高齢者を狙った「オレオレ詐欺」だけでなく、**若い世代がSNS詐欺の被害に遭うケース**が増えています。つまり、誰もが被害に遭う可能性がある犯罪です。
大切なのは、
「自分は大丈夫」と思わないことです。
電話やSNSでお金の話が出たら、
一度立ち止まり、家族や警察に相談することが何より重要です。
奈良県にとって、特殊詐欺の被害を減らすことは大きな課題です。今回の研究会が、心理学と警察実務を組み合わせた新しい防犯対策につながることを期待しています。
私自身も県議として、この問題に強い危機感を持っています。大切な財産を守るためにも、県民の皆さんにはぜひ「詐欺は身近にある犯罪」であることを意識し、日頃から注意していただきたいと思います。
県政へのご意見・ご要望はコチラ→ https://line.me/R/ti/p/%40543hdkmo
