奈良県議会経済労働委員会で視察 

奈良県議会議員・永田ゆづる(36歳)|奈良市・山添村選出|です。

奈良県の農業の可能性を探る ― 経済労働委員会での視察報告

奈良県議会経済労働委員会の一員として、県農業研究開発センターや五條市の柿選果場など、県内3箇所を視察しました。奈良県の農業は規模こそ大きくないものの、京阪神の大消費地に近いという強みを持ち、独自の発展を遂げてきました。今回の視察を通じて、産地が抱える課題と、未来に向けた挑戦を肌で感じることができました。

「県農業研究開発センター」では、集約的で収益性の高い農業生産をめざす取り組みについて説明を受けました。奈良県は昔から野菜や果樹、花きなど多品目を育ててきましたが、近年は輸出や遠距離輸送のニーズも高まっています。その一方で、長距離輸送では果実が傷んでしまうという課題が避けられません。センターでは、鮮度を長く保つための保存技術や、生産現場での効率化に向けた研究が進められており、農業が「地産地消」にとどまらず、「世界市場」にも挑戦する基盤を整えていることを実感しました。

続いて伺った五條市の柿選果場では、奈良を代表する果実「柿」の歴史と未来について学びました。実は五條市を中心とした柿の生産は、大正時代の大寒波がきっかけでした。当時、この地域ではミカンが盛んに栽培されていましたが、寒波によって壊滅的な被害を受け、農家は柿へと転換しました。こうして五條は日本有数の柿産地として成長し、「柿の王様」とも呼ばれる富有柿は全国に名を馳せています。

現在、選果場ではAIを活用した最新の選果ラインの導入が検討されています。高齢化や人手不足は農業全体の大きな課題ですが、技術の力でそれを補い、高品質な柿を安定的に出荷できる体制づくりが進められていました。奈良の柿は国内市場だけでなく、海外でも高い評価を受けており、今後の輸出拡大に向けても欠かせない取り組みです。

視察を通じて、奈良県の農業は伝統を守りながらも、新たな技術と発想を取り入れて進化していることを強く感じました。農業は単に食を支えるだけではなく、地域の文化や景観を形づくる大切な産業です。県議会の立場からも、農家の皆さんの努力を政策面で支え、奈良ならではの農産物が国内外でより広く愛されるよう取り組んでまいります。

永田ゆづるのホームページ    https://yuzurunagata.jp/

永田ゆづるのX(旧Twitter) https://twitter.com/yuzuru_n_nara